ウソツキ忍者の独断と偏見に基づく感想・考察

読んだ本や、見たアニメについての感想

読書感想(哲学)

文法、弁証法、無意識、欲望―――『思考の用語辞典』を読んで⑥

哲学に関する100の概念の内容を説明している本。 著者は中山元(哲学者・翻訳家)。 ちくま学芸文庫。 2007年第1刷。 文法 弁証法 無意識 欲望 文法 グランマは「文字」というギリシア語だ。 ここからグランマティケー・テクネ―「文字についての技術」できた…

存在、他者、超越、独我論、表象―――『思考の用語辞典』を読んで⑤

哲学に関する100の概念の内容を説明している本。 著者は中山元(哲学者・翻訳家)。 ちくま学芸文庫。 2007年第1刷。 存在 他者 超越 独我論 表象 存在 パルメニデスは、「存在するものだけがあり、無はない。そして、あるものについてしか考えることはでき…

世界・責任・贈与・疎外と物象化―――『思考の用語辞典』を読んで④

哲学に関する100の概念の内容を説明している本。 著者は中山元(哲学者・翻訳家)。 ちくま学芸文庫。 2007年第1刷。 世界 責任 贈与 疎外と物象化 世界 カントは『人間学』で、世界(Welt)とは人間が認識できる総体だと考えた。 つまり、世界の限界は、人…

言語・消費・審級・身体・真理―――『思考の用語辞典』を読んで③

哲学に関する100の概念の内容を説明している本。 著者は中山元(哲学者・翻訳家)。 ちくま学芸文庫。 2007年第1刷。 言語 消費 審級 身体 真理 言語 言語がほんとうに哲学の問題になってきたのは最近の事らしい。 それまで、言語は「思考の正確さをそこねな…

価値・還元・換喩・狂気・空間―――『思考の用語辞典』を読んで②

哲学に関する100の概念の内容を説明している本。 著者は中山元(哲学者・翻訳家)。 ちくま学芸文庫。 2007年第1刷。 価値 還元 換喩 狂気 空間 価値 価値とは何か?と問われたときに、どのように答えればいいだろうか。 価値というような根本概念を説明する…

古い概念に新しい役割を―――『思考の用語辞典』を読んで①

哲学に関する100の概念の内容を説明している本。 著者は中山元(哲学者・翻訳家)。 ちくま学芸文庫。 2007年第1刷。 はじめに アンビヴァレンス 意識 隠喩 概念 はじめに 著者はこの本を古い概念たちのために、新しい舞台をつくりだしてやれるよう考えてみ…