ウソツキ忍者の独断と偏見に基づく感想・考察

読んだ本や、見たアニメについての感想

読書感想(教育)

多層的な現実を見直すために―――『「子どもの目」からの発想』を読んで

児童文学の分析を通して人間の心の奥深さに接近を試みた本。 著者は河合隼雄(深層心理学者)。 講談社+α文庫。 2000年第1刷。 児童文学 子供のための読み物ではない 二重の意味 うそつきでいたずら者でも大切 抜き書き 児童文学 子供のための読み物ではな…

現代文明社会で子供はどう育つ?―――『絵になる子育てなんかない』を読んで

現代文明社会の中での子育てについて考えている本。 著者は養老孟司(解剖学者)と小島慶子(ラジオパーソナリティ)。 幻冬舎。 2011年第1刷。 「子育て」はコントロールできない 胎児は母親の身体の一部なのか 親と子は見ているものが違う 自分を追い詰め…

肌の触れ合いって大事?―――『子供の「脳」は肌にある』をよんで

肌で触れあう感覚が子供の成長に与える影響について書かれた本。 著者は山口創(臨床発達心理士)。 光文社新書。 優先順位 触れない育児がもたらした結果 出産しただけでは「母」にはなれない 哺乳動物は肌を舐める 肌着とストレス 未熟児へのタッチケア 異…